今回紹介する漫画は『三十路飯』です。
本記事ではネタバレを含みません。
ご飯系の漫画です。こういう漫画は、お店選びの参考になりますね！
巻数
3巻
総合評価 2点（2.0点）
う〜ん、ありきたりな展開の作品でした。
各指標評価
1.ストーリー 3点
読んでもいいと思います
ご飯を食べる32歳女性の話です。ご飯×恋愛というわかりやすい話の展開ですので、「次はこういう展開だろうな〜」というのがそのままきます。ある意味で、一貫性はあります。美味しいお店を知るという意味では、各話を単独で読んでも楽しめますよ！
実在のお店を載せているので、「美味しくない」とは書けないのでしょう。私が行ったことがあるお店も紹介されていました。「本当に？」と思うような食レポもありましたが、味の好みは人それぞれですからね〜。主人公と幼馴染くらいの食レポしかありませんので、もっといろいろな味の好みをもったキャラクターで書いた方が納得感があります。少なくとも主人公は、味の五味（酸味、苦味、甘味、辛味、塩味）を満遍なく美味しいと感じられる特質を持っています。現実にそういう人ってどれくらいいるんですかね。
最後、ああいう終わり方ですが、XXX（ネタバレありで記載）だと思いますよ！
2.キャラクター 2点
読みたければ読めばいいと思います
主人公、人をイラつかせる才能があります。優柔不断の完璧主義者と描かれていますが、なんかな〜、って感じです。自分を悲劇のヒロインと見做している感がひしひしと伝わってきます。考え抜いて答えを出したはずなのに、土壇場で反対の選択肢を選ぶ。・・・自ら進んで、可哀想な自分になれる道を選んでいるようにしか思えません。
ただ、本作品の中では、LGBTの観点が取り込まれています。そういった新しい価値観を反映しようと試みた点は、評価に値します。
3.読みやすさ 1点
読むことをオススメしません
どちらかと言えば苦手な絵です。それに加えて、主人公の性格にイライラしてしまいましたので、絵への苦手意識は読むごとに増していきました。あと、お店の名前と地名紹介のコマ割りがものすごい苦手でした。それで酔った感があります。
4.没入感 2点
読みたければ読めばいいと思います
そもそも読んでいて楽しさを覚えなかったので、この項目でも低評価になります。展開が予想でき、大体予想した通りの展開だったので、次のページは気になりませんでした。強いて言うなら、主人公の恋愛の行方が気になりはしました。
5.独創性 2点
読みたければ読めばいいと思います
この手の漫画は、基本的に「美味しい」ありきです。主人公の身の回りで辛いことがあった際に、ご飯で癒される、そういった流れが続きます。というか、その流れだけです。美味しいご飯を食べて、「あの人にもおすすめしてみよう」とか思うやつです。
キャラクター設定で、LGBT等の独自性を出そうとした感はありますが、メインキャラクターを32歳のOLと幼馴染の料理人にしてしまった段階で、ありきたりな話になってしまっています。この設定からの独創は困難でしょう。
最後に
読んでいるうちに体調が悪くなりました。本作品によって体調が悪くなったとは思わないのですが、私には、そういうこともあり合わない作品でした。が、本作品は、ある意味、ご飯×恋愛の王道展開です。そういった作品を読み慣れていなければ、そこそこ楽しめると思いますよ。
ご飯系の作品では、『いつかティファニーで朝食を』が好きです！漫画の中でも、１番くらいに好きな作品です。朝ごはんをテーマにしていて、実際に私も朝活として実践しています。完結していない作品なので、本ブログの対象にはならず、みなさんに良さをお伝えできないのが残念です・・・。
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