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[バレなし]月曜日の友達_評価043[3点]

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今回紹介する漫画は『月曜日の友達』です。

本記事ではネタバレを含みません。 

 

月曜日は、私は嫌いでないです。月曜日は1週間の始まりと思え、手帳も月曜日始まりを好みます。逆に、木曜日が苦手かもしれません。月、火、水は、土日の休養で乗り越えられますが、木までは持ちませんもの。

 

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

 

巻数

2巻

 

総合評価 3点(2.8点)

漫画の技巧的な意味で、勉強になる作品です。

しかし、ストーリーはありがちで面白みは無く、オチも理解しがたいものでした。

読んで楽しむ作品ではありません。

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各指標評価

1.ストーリー 1点

読むことをオススメしません

中学1年生になったばかりの女の子が、周りの友達の成長についていけない話です。同級生が背伸びをして、恋愛やファッションに力を入れる中、主人公の女の子は、小学生のような活動を好みます。

 

月曜日は、自分より優秀な姉が自宅にいる曜日でもあり、嫌いです。そんな中、月曜日の夜だけ会話する同じのクラスの友達ができました。彼は、周囲の同級生とは違い、小学生のような思考、行動を持っており、主人公から疎外感を除きます。

 

面白くありませんでした。

小学生から中学生に変わる心情の変化を描きたかったのはわかります。変化に遅れている者の苦悩の描き方はいいのですが、それに留まらず、SF要素を追加することで、一貫性がない作品になっています。それらが、混じりあうことはありませんでした。

 

2.キャラクター 4点

興味があれば読むことをオススメします

小学生から中学生への変化に悩む主人公らの葛藤がうまく表現されています。

 

自分より優秀な姉にバカにされているように感じ、姉を嫌う主人公。超能力が使えるようになりたいともがく月曜日の友達。彼らは清潔すぎるゆえに生き辛さを感じています。

 

彼らは互いに違う立場にいるので、互いの悩みではなく、互いの悩みの元になっている者の気持ちがわかり、時にすれ違いながら、時に助け合いながら成長する姿は、素敵です。

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3.読みやすさ 4点

興味があれば読むことをオススメします

目の中に、目に映っている風景を描くことを多用しています。それにより、相手がその目に映る自分を見ることで自分の状態を見つめ直すという演出、相手の中に自分がいるという演出にもつながっています。

 

人間そのものを黒で表現する見せ方もあり、いろいろと想像させるつくりになっていますね。本作品は、漫画の表現の技巧的な部分で、勉強になるものでした。

 

ただ、残念なことに、絵が内容に合っていません。

 

4.没入感 3点

読んでもいいと思います

小学生から中学生に変わる葛藤は、皆さんも経験があるものでしょう。自分の経験を踏まえ、どうなっていくのか気になる話でした。読み手は、自分の中学生時代を思い出しながら、主人公らの苦悩がわかるのかどうか別れるでしょう。

 

主人公らと同じく、悩みを抱えた経験があれば、当時が思い出され、羞恥心を煽られると思います。逆に、何も考えず、周囲に流されるような人には、本作品のテーマは理解できないでしょう。

 

ただ、絵が内容と合っていないので違和感を覚えます。それが没入を阻害するのと、超能力設定の展開に白けることで、没入感は高くありませんでした。

 

5.独創性 2点

読みたければ読めばいいと思います

成長の葛藤というありがちなテーマで、どう展開するのか期待していたのですが、ありがちな展開とよくわからないオチで残念でした。

 

とってつけたような超能力設定。最後がなければよかったでしょう。設定に殺された作品とも言えます。

 

最後に

本作品の著者は、阿部共実です。

同著者の漫画に、『ちーちゃんはちょっと足りない』があります。その漫画が良かったので、本作品に期待していたのですが、残念な結果に終わりました。

 

試し読み

 

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月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

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ネタバレあり感想

 

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