今回は『三十路飯』のストーリー毎に私の感想と注目ポイントを紹介したいと思います。ストーリーの分け方は私の分類によりますので、もしかすると皆さんとイメージと違うかもしれません。
本記事ではネタバレを含みます。
各ストーリー感想
破局編 1巻(1〜7話)
高山は32歳の独身OLである。
1話のおでん屋で出会った銀行員のナベさん、生理的にきつい。と言いますか、全体的に絵が私には苦手でした。構造物のデザインは気にならないのですが、著者の描く人物に嫌悪を覚えてしまいました。なので、食べ物も美味しそうには感じられずに。ただ、お店の紹介は勉強になりましたで、気になるお店の名前は控えました(笑)。
高山は、食事、部屋掃除の自己評価でパーフェクトと言っています。なのに、彼氏からの連絡がない。・・・原因と結果が結びついていない!それらがパーフェクトにできているからと言って、なぜ連絡がくることに繋がるのでしょう。彼女は努力の方向が間違って、空回りしています。
そして、遠距離になる時に付いて行かない選択をした結果、相手は向こうで新しいパートナーを見つけていました。10年も付き合って付いて行かないを選ぶのは、彼氏として、その先を描けなかったのでしょう。ただ、逆プロポーズは玉砕していません。そもそも逆プロポーズをする前に、撤退していますからね。それなのに、行動した結果ダメだったという意識を持っているのは、自分を悲劇のヒロインに見立てるためでしょう。
再起動編 1〜2巻(8〜12話)
幼馴染(景ちゃん)、婚約までして破局とは。 これ、高山が長年の彼氏と別れたから、チャンスと思って婚約者と別れたんじゃないですかね〜。そんな邪推をしてしまうほどに、ここから景ちゃんのアプローチが始まります。
高山は新しい出会いを求め、結婚相談所に登録します。その行動力は評価に値します。相談員の査定もズバリその通りでしょう。同じような人は、相談所にはたくさんいますからね。
上条編 2〜3巻(13〜22話)
初恋の上条とお見合いの話がでました。
それを景ちゃんに伝えると「上条は駄目だろう」とのこと。景ちゃんは上条の気持ちに気づいていなかったんですね。一方で、高山が上条に惚れていたのには気づいていたので、お見合いの前に、景ちゃんは高山に告白をしました。高山の返事は、予想通り「保留」。
17話最終コマで、同性愛者の同僚(女性)が上条の名前に見覚えがある、と言います。しっかりとは書かれていませが、これはLGBTのイベントか何かで一緒だったことを示唆しているのでしょうか。ここは、上条が同性愛者であるという布石だったのかもしれません。
未来編 3巻(23話)
最後に
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