今回紹介する漫画は『ねぇ、ママ』です。
本記事ではネタバレを含みません。
「母の日」のような考え方は世界中にあるようです。が、国により日程、祝い方がバラバラです。日本では、母の日にカーネーションを送る文化がありますね。カーネーションの花言葉は、「母への愛」です。知っていましたか?私は、さっき調べて知りました!
巻数
1巻
総合評価 2点(2.4点)
親子の日常を描いています。子を持つ母親であれば、響くものがあるでしょう。それ以外の方は、親の大切さを感じる作品になっています。
各指標評価
1.ストーリー 3点
読んでもいいと思います
母親を中心とした短編集です。テーマは、親子愛。
母親の立場から家庭を見ることもあれば、子の立場から母親を見ることもあります。母親にとっての子は、手のかかる存在ではあるが、いなくなると寂しさを覚える存在として書かれています。孤児院や母親に捨てられた子の話もあり、子にとっての母親の絶対性が描かれています。
全7話、基本的にはそれぞれ独立していますが、一部つながっている話があります。私は、数話感極まる話がありました。
2.キャラクター 3点
読んでもいいと思います
特段、魅力的な人物はでてきません。それは、本作品が親子の日常を描いているものなので、決してネガティブな評価ではありません。どこにでもありそうな話だからこそ、感じるものがあります。
親の気持ちがわからない子、子の気持ちがわからない親、それぞれがお互いにかかえる思いをうまく表現できていると思います。
3.読みやすさ 2点
読みたければ読めばいいと思います
絵が似ているので、話がつながっているのか、つながっていないのか判断し辛いです。その時々、名前をいちいち確認しなければならないので、それは手間でした。
暖かみのある絵ではあります。
4.没入感 2点
読みたければ読めばいいと思います
う~ん、私にはそこまでハマりませんでした。
読者が、子を持つ母親であれば、ドはまりする可能性はあります。本作品で、キャラクターと寂しさを共有することができれば、それだけでこの漫画を読んだ価値があるでしょう。
5.独創性 2点
読みたければ読めばいいと思います
親子系ヒューマンドラマの話は珍しくありません。
海外の孤児と、日本の孤児を対比させるような見せ方は、興味を喚起する構成になっています。
最後に
こういう親子の日常の本を読むと、親の有難みがわかりますね。親へ感謝しなければ、と感じるのですが、なかなか行動に移せません。これは、恥ずかしさからでしょうか。
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