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[バレあり]恋とはバカであることだ_感想034[3点]

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今回は『恋とはバカであることだ』のストーリー毎に私の感想と注目ポイントを紹介したいと思います。ストーリーの分け方は私の分類によりますので、もしかすると皆さんとイメージと違うかもしれません。

本記事ではネタバレを含みます。

恋とはバカであることだ (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)

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各ストーリー感想

本記事は漫画の考察であり、性差別の意図等は一切ありません。ご理解、よろしくお願いします。

 

12歳差(恋とはバカであることだ)編 1巻(1~2話)

1つ目の作品は、32歳のコーヒーショップ店員(真木)と、20歳の大学生(佐山)カップルです。佐山は、女性にもてるようですが、男性とは初めての付き合いになります。一方、真木は、異性含めてそもそも初めての付き合いです。
 
“童貞処女“というパワーワードを学びました。挿入した経験がないことからの童貞、挿入された経験がないことからの処女、だと思われます。
 
童貞は、一般的に「性交の経験のない男性」、処女は、一般的に「性交の経験のない女性」を表します。本来なら成り立たない“童貞処女”という組み合わせですが、「処」には、「取り捌(さば)く。きりもりする。おさめる。あてる。おく。」という意味がようです。
 
つまり、「処女」は、「女を取り捌(さば)く、きりもりする、おさめる、あてる、おく。」の意味で読め、その主語は、基本的に「女」なので、「女が、女を取り捌(さば)く、きりもりする、おさめる、あてる、おく。」となります。自身の女性的な部分を処している、と考えられます。
 
それを踏まえて“童貞処女”の“処女”を考え直すと、真木が自身の女性部分を処していると理解でき、“童貞処女”というパワーワードが成り立つと言えます。
 
本作品で、あえて、どちらかを女性に置き換えると、真木がより女性っぽいでしょう。佐山は、屋外や人前でも、キスを求めてくるあたり、一般的には、性欲を抑えられない男性っぽい行動でしょう。一見、男*男の付き合いに見えるが、真木が持つ女性部分により、男*女という、肉体の性を超えた付き合いになっています。
 
では、女*女はどうしょうか。12歳差編では、佐山が挿入される場面は描かれておらず、そういう意味で女性を彷彿することはありませんでした。また、佐山は、男性と付き合うのは初めてとのことですが、“処女”という単語で表現されていません。女*女は言い過ぎかもしれませんね。
 
作中で、大学構内で佐山が真木にキスする場面があります。周囲の人々は、それを酔っ払いの行動と認識しますが、これが、男*女であれば、そのような評価にはならなかったでしょう。読者は、彼らを男*男と表面では見ていないので、周囲の人々に苛立ちを覚えるはずです。
 
それこそ、まさに、著者が本作品で喚起したかった気持ちではないでしょうか。表面的な性にとらわれる社会に対し、「純愛は肉体の性を超え、普遍的なものである」と訴えているように思いました。
 

高校生(外面だけは王子様&泣けないうそつき)編 1巻(3~6話)

2つ目と3つ目は違う登場人物ですが、まとめて感想を書きます。
 
2つ目は、陰気な萩原と、周囲から人気者な山下の組み合わせです。3つ目は、嘘が許せない真中と、元ヤンの瀬川の組み合わせです。荻原と山下が、別々の人生を歩んでいたら、真中と瀬川のようになっていたかもしれないと妄想できます。
 
その場合、荻原⇒真中、山下⇒瀬川になるでしょう。荻原は、いじめられた経験があります。それが高じて、嘘を許容できない真中ほどに潔癖になるのはありそうです。一方、山下は、表面的にはいいやつですが、萩原の前ではオレ様キャラ、と表と裏がある性格です。これは、真中に愛されるために、態度を偽っていた瀬川の性向に似ています。
 
荻原&山下では、荻原が受け身ですが、真中&瀬川では、瀬川が受け身です。3つ目の作品で、瀬川が挿入側を担当したいという場面があります。もしかすると、3つ目の別世界が2つ目の世界なのかもしれませんね。
 
その場合、真中⇒荻原、瀬川⇒山下になります。真中&瀬川という考え・態度が極端な組み合わせが、荻原&山下という比較するとまともな組み合わせになるのも、しっくりきます。
 
皆さんも経験ないでしょうか?昔付き合った人と、いま、再び付き合うと、「もっとうまく立振る舞えたのでは」と思うことが。2作目と3作目は、両方とも幸せにいる2人です。自分が幸せな時には、別世界の自分のことを考えることはほとんどないと思いますが、本作品では、2つの幸せを楽しむことができます。
 

最後に

本作品、漫画だけでなく、アニメCD、ドラマCDでも展開されています。なるほど、なかなかに人気の作品なのでしょう。

ルボー・サウンドコレクション 恋とはバカであることだ

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それにしても、「おげれつたなか」という著者名はインパクトが強いですね。著者名だけで、本作品を読むのを少し躊躇しました。BLで、“おげれつ”は、それぞれが相乗します。

 

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ネタバレなし評価 

  

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