漫画おすすめソムリエ子

月に100冊の漫画を読むソムリエ子が、あなたに適った漫画(完結済み)を紹介します!ネタバレを含む感想も書いていますので、ぜひ意見交換しましょう!

[バレあり]All You Need Is Kill_感想026[4点]

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今回は『All You Need Is Kill』のストーリー毎に私の感想と注目ポイントを紹介したいと思います。ストーリーの分け方は私の分類によりますので、もしかすると皆さんとイメージと違うかもしれません。

本記事ではネタバレを含みます。

各ストーリー感想

繰り返し編 1〜2巻(1話〜17話)

リタの話考察

All You Need Is Killの中でも、特に最後のリタの話は、読み手を混乱させるでしょう。今回は、15話(2巻)のリタの発言を解説します。(この記事では、アンテナ付きのギタイを「ギタイサーバ」と呼びます。)

 

リタは、「キリヤ・ケイジという バックアップアンテナがある限り リタ・ヴラタスキはループを抜けられないし リタ・ヴラタスキというバックアップアンテナがある限りキリヤ・ケイジはループを抜けられない」と言います。

 

リタによると、繰り返しを防ぐためには、「アンテナ」→「バックアップ」→「ギタイサーバ」の順で破壊する必要があります。バックアップは、ギタイサーバーが破壊された時に、ギタイサーバーとして機能し、タキオン粒子(繰り返しを起こす物質)を放つのでしょう。

 

バックアップが先に破棄された場合には、アンテナがそれを受信し、タキオン粒子が放たれると考えられます。そこで、アンテナをまず破壊することで、バックアップが破壊されたことを受信できないようにします。

 

アンテナが破壊された段階で、バックアップが起こらないのは、ギタイサーバーの一部に故障は生じたが、ギタイサーバーとしては機能しているからと考えられますね。

 

しかし、今回は、リタが正式な手順でギタイを破壊したとしても、繰り返しは起きるでしょう。なぜなら、リタは、繰り返しギタイの信号を受信することで、ギタイのバックアップと同じ存在になったからです。

 

リタ側で転生している描写がないので、リタはキリヤの世界線に組み込まれたと理解できます。リタが、キリヤを破壊し、ギタイの本体を破壊したとしても、リタ自身がバックアップとして機能するので、再びキリヤの世界線で、キリヤが蘇るところから話が始まります。

 

2回目から158回目までは、リタがギタイサーバーを破壊したとあります。この発言は嘘です。なぜなら、2回目の段階では、キリヤに偏頭痛は起きておらず、その段階でキリヤはバックアップになっていないからです。また、リタが毎度キリヤに初めて会う描写からも、嘘だとわかります。

 

しかし、リタが2〜158回目の記憶を持っていることは矛盾しません。リタはギタイサーバーを破壊していないが、ギタイのバックアップとなっているので、ギタイサーバー、バックアップあるいは自身が破壊された事実は覚えているのでしょう。154週目でキリヤが死ななかったにもかかわらず、繰り返しが起きていることからも、そう考えられます。

 

キリヤが死んだ直後に繰り返しが起きるように見えますが、実は、時間差があると考えられます。例えば、キリヤがピストル自殺した後も、その世界は続き、ギタイサーバーが破壊された時に過去に戻る、と。ここからも、リタがバックアップになっていることがわかります。

 

リタの発言で、「バックアップアンテナ」という単語がでます。冒頭のリタの話は、キリヤに自分を破壊させるための嘘だとわかります。リタは、自分自身がバックアップ化したことに気づいていますね。それは、17話の死に際のセリフから読み取れます。

 

作中では、ここまで丁寧に説明していないので、読み手は混乱するのでしょう。

 

その他 

彼らが、バックアップギタイを見分けれらるのも、バックアップギタイになんらかの特徴があるのでしょう。考えられるのは、アンテナがついていることです。

 

もっとも近くにいる、ギタイサーバーとネットワークが結ばれます。でなければ、リタが、別の場所でも繰り返しをできている理由の説明になりません。自分の死から30時間以内に、繰り返しが起こらなければ、リタやキリヤは復活しませんね。

 

いずれキリヤも完全なバックアップになります。その時には、「アンテナ」→「バックアップギタイ、キリヤ」→「ギタイサーバ」の順で破壊する必要があるのでしょう。もし、本作中でキリヤがバックアップ化していれば、「アンテナ」→「バックアップギタイ、リタ、キリヤ」→「ギタイサーバ」となります

 

最後に

頭を使う大人向けの漫画でした。

 

漫画が好きと言うと、子供っぽいと批判する人もいます。科学も、漫画から発想を得た部分があるでしょう。より多くの人に、漫画がもつ力を知ってもらえれば嬉しいです。

 

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ネタバレなし評価