漫画おすすめソムリエ子

月に100冊の漫画を読むソムリエ子が、あなたに適った漫画(完結済み)を紹介します!ネタバレを含む感想も書いていますので、ぜひ意見交換しましょう!

[バレあり]君と100回目の恋_感想012[5点]

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今回は『君と100回目の恋』のストーリー毎に私の感想と注目ポイントを紹介したいと思います。ストーリーの分け方は私の分類によりますので、もしかすると皆さんとイメージと違うかもしれません。

本記事ではネタバレを含みます。

各ストーリー感想

タイムリープ初体験編 1巻(1〜5話)

葵海は、何度目の目覚めなのだろうか。答えは陸のみが知っています。

 

タイムリープ系を思わせる描写は、陸を通して描かれていますね。タイムリープと知るまでは、「感覚が優れた超人がメインキャラクターの1人かー、リアルじゃない」と感じていましたが、「失敗がない」というのは過去に戻って毎度修正してたんでしょうね。そう考えると、陸はとても人間っぽくて可愛いです。

 

陸、タイムリープが起こるまでは、マッドサイエンティスト系男子と思ってました(笑)。3話の、葵海をあえて遠ざけて、「今のはこれまでの中で一番こたえた」とか言っちゃうあたり、人の心を理解しようとしてるヤバイやつか?!と。

 

里奈ちゃんは、純粋で可愛い。が、直哉には届いていない。葵海を非難するのは、結局は自分の行動力のなさ、不甲斐なさの八つ当たりでしょう。これは、事故みたいなもので葵海に避けようがありません。その後、くよくよする葵海の性格が私には受け入れられず、なんかムカムカすると思いながら読んでいましたが(笑)。

 

鉄太は参謀的ポジションですね。周囲をいい感じに動かそうとして、失敗してました。今回のライブの失敗の原因は、間接的には鉄太に負うでしょう。いいやつっぽいんですが。

 

真相編 1〜2巻(6話〜11話)

「戻れるなら戻りたい」という葵海の願いが通じ過去に戻った?いいえ、陸がルールに違反しただけでした。ここで疑問なのは、なぜ2016年7月25日なんでしょう。実はこの部分の明確な説明はないんです。考えられるのは、「前回、陸が戻ったのがこの時間なので、ルール違反では直近戻った時間に戻る」ということです。たぶん、正解です。

 

葵海は大人になりましたね。一度経験したことにより、人の気持ちがわかるので、余裕の対応ができるのでしょう。ある意味傲慢ですが、それが優しさになっています。

 

なんやかんやで、葵海は陸の秘密を知ります。レコードでタイムリープし、葵海に好かれるために、努力していたなんて。ドン引きですね!だってこれ、葵海が好きなのは普通の陸じゃなくて、演じられた陸なんですもん。この関係は、平凡に日常が過ぎても長くは続きません。葵海の求めている完璧な陸のネタが暴かれてしまいましたので。

 

運命編 2巻(12〜18話)

1年前に戻り、ラブラブする二人。青春!

 

13話最終コマの葵海「私たちが時間を戻したことで未来が変わってしまった!?」は残念でした。タイムリープもののよくあるやつで、戻せば戻すほどに不幸になるやつか、と。でも、杞憂でした!

 

16話最終コマの陸「何度時間を繰り返しても人の寿命は変えられない」を、タイムリープ期間中も寿命を消費していて、陸の寿命がもう削られすぎている話だと勘違いしました!陸は、一見大学生に見えるけれども、内臓等の機能はすでに80歳を超えている的な。葵海が寿命で死ぬのではなく、陸が先に死んでしまう的な

 

気づき編 3巻(19〜22話)

なぜ記憶があるのか?陸は、2016年7月25日以前に時間を戻せば、葵海がタイムリープを知っている記憶を消せるんじゃないですかね〜。葵海の「私に内緒で戻ってるの?」から、葵海はタイムリープした記憶を持つ定めになっているんでしょう。葵海が事故の場面から復活するのは何度目か?という疑問がでます。

 

叔父さんも陸と同じ苦しみを味わっていたんです。だから、陸の気持ちは痛いほどわかる。しかし、陸は諦めきれない。大切な人の死をどうしても受け入れきれない。

 

22話の見開きで、「人生をやり直せるレコード」を葵海が壊す場面。ずーっと目が離せませんでした。たぶんそうなるだろうとは思っていましたが、実際にそうなった時は、いろいろな思いが頭をよぎります。特に、陸の観点が多かったと思います。もう戻せない現実にうまく立ち向かえない感覚でしょうか。

 

今を生きる編 3巻(23〜最終話)

陸も葵海も大人な対応ですね。もうどうしようもないとわかったからこその開き直りでしょう。死ぬ間際は周りの人に優しくなれます。ライブは輝いていました。死にゆく最後の光です。生きていればこのような演奏はできなかったでしょう。死ぬからこそ、輝く。皮肉ですね。

 

終わりが分かっている2人の視点で物語を追うと悲しみが込み上げます。私は、もう泣いていました!私が陸だったら、葵海に妊娠してもらいます!!葵海を失うのは避けられませんが、少なくとも新しい命を通して、葵海をそばに感じられます。

 

最後、チョコレートレコードを葵海が残していましたが、どうやって作ったんですかね。もしかして、葵海もこっそりタイムリープしていたのでしょうか。それは考えにくいですが・・・。お菓子作りの才能があったのかもしれません。

 

最後に

タイムリープものだと、『バタフライ・エフェクト』が有名だと思います。これは、戻るたびに、今が悲惨になっていく話で、寿命は変わります。タイムリープ系は、寿命が変わるのが多いですが、『君と100回目の恋』では変わりませんでしたね。それは、どちらかと言えば珍しいように感じました。

 

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