［バレなし］心が叫びたがってるんだ。_評価005［4点］

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今回紹介する漫画は『心が叫びたがってるんだ。』です。

本記事ではネタバレを含みません。

2017年に実写映画化された作品です。なかなかヒットしたようですね。このサイトでも今の所はアニメ化や実写映画化された漫画が中心になっています。意図したわけではないんですが、完結本でボリュームがいい感じの漫画がこれらになるんでしょうね。

4巻

読みやすい！内容も形式もいい塩梅です。内容は辛すぎず適度な刺激であり、形式は絵がはっきりしている。現実世界の友達にも気軽に勧められる万人する漫画でしょう。尖った内容はありませんが、優等生な漫画です。

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興味があれば読むことをオススメします

話は一貫性があります。読んでいて少し辛い内容の部分がありますが、気分が暗くなり鬱っぽくなるほどではありません。ちょうどよい刺激としての辛さです。

終わり方も綺麗にまとまっています。特によかったのは4巻の巻末おまけ漫画の最後の話です。ドキドキしてよかったです。

読んでもいいと思います

主人公の男の子と、喋るとお腹が痛くなる女の子は似ています。どちらも話すべき内容を言葉にできないタイプです。主人公は、しっかり者に見えますが意識的に無感情に支配されている。女の子は暗示的に話せなくなり苦しんでいる。

他に、メインのキャラクターが2人いるのですが、普通の人です。みんながみんな自分の思いを伝えられるわけではなく、時と場所と機会によっては叶わないこともあるでしょう。残りの2人はどちらかと言えば後者タイプです。

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ぜひ読むことをオススメします

いい絵とコマ割りですね。形式としてもテンポよく読めます。絵がごちゃごちゃしていなく、背景も主張していないので読みやすいですよ。背景がないコマも結構ありますが、それが逆にいい感じです。

興味があれば読むことをオススメします

純粋に面白い。読んでいてハラハラする場面はありますが、終盤に向けてほっこりしていく内容です。起承転結がしっかりしているので、「転」の部分で意識が離れてしまいましたが、続きが気になる展開でページをめくる手は止まりませんでした。

読んでもいいと思います

玉子と王子が面白いです。玉子が割れて世界が生まれるのは、ヘルマン・ヘッセの言葉（鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。）にもあります。本作品では、そこに王子がいました。

女の子は話すとお腹が痛くなりますが歌なら痛くならない。歌で思いを表現していくのは、ありそうな内容です。男女4人の恋愛ものとして面白く、考えながら読むことができますが、それほど突飛な内容ではありません。

教育における親の影響は絶大であると分かります。親の役目は何か、そう言った観点で本作品を読むのも勉強になりますよ。

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